公開日 2024/03/13
麻しんにご注意ください!
厚生労働省より、麻しん(はしか)についての注意喚起が発表されました。今般、海外において麻しんが流行しており、ヨーロッパ地域における症例報告数は前年度の30倍以上に急増しています。国内においても海外からの輸入症例が報告されています。今後、更なる輸入症例や、国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。
麻しんとは
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いとされています。
免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続するとされています。
症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するとされています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人とされています。
※症状がある場合は、医療機関に電話等で麻しんの疑いがあることを伝えて医療機関の指示に従ってください。また医療機関への移動の際は公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。
感染予防 お子さまのMRワクチンは2回お済ですか?
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。そのため麻しんの予防接種が最も有効な予防方法となります。
定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
令和5年度MRワクチン定期予防接種対象者
対象者 | 接種期間 | |
第1期 | 生後12か月~24か月未満 | 2歳の誕生日前日まで |
第2期 | 平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれ | 令和6年3月31日まで |
【 お問い合わせ:子育て支援課 予防接種担当 0980-47-2103 】